円一時153円天王山の「米CPI戦」、神田財務官に軍配か
16日の東京外国為替市場で、対ドルの円相場が153円台をつけた。米物価指標がインフレ鈍化を示し、ドル高圧力が低下した。市場では為替介入を指揮する神田真人財務官の手腕に改めて注目が集まる。財務省は認めていないが、米景気指標の下振れが相次ぐタイミングで円買い介入を実施し、円安進行を止めたようにみえるからだ。2022年の攻防に続く「勝利」もみえてきた。 日本時間15日午後9時半に公表の4月の米消費者物…
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東京大学が授業料を引き上げる検討を始めた。最大で年10万円増の64万2960円とすることも視野に入れる。検討の背景には、国際競争力低下への危機感がある。トップ大学である東大が引き上げを決めれば、他の国立大へさらに広がる可能性がある。 東大の授業料は現在、標準額の年53万5800円としている。大学の授業料は省令によって、最大で標準額の20%まで引き上げることが可能だ。東大は限度額まで引き上げること…
トヨタ自動車や日産自動車、ホンダなど主要メーカーが企業の枠を超えて次世代自動車向けのソフトウエア開発に取り組む。生成AI(人工知能)や半導体など7分野の技術を持ち寄り、コストを抑えた開発につなげる。車のデジタル化を巡る国際競争は激しく、連携して海外勢に対抗する。 経済産業省が近く発表する「モビリティDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略」で、2030年代までの日本の次世代自動車開発の道筋と…